書籍・雑誌などへの箔押し・エンボス加工は美箔ワタナベへ

ブレーン 2016年6月号

微妙なコントラストが石碑の印象に近い箔押し加工を実現

• オフセット1色
• 箔押し(マット黒箔)

• ご依頼

  エムニのアートディレクター村上雅士さんより「独特なテクスチャーを持つ気包紙に強く箔押しをすることで、石碑に刻まれた文字のような物質感を強く感じる印刷物を作れないでしょうか？」というご依頼をいただきました。

• 美箔ワタナベのご提案

  まず、箔押しでも通常のフラットに加工する方法と押込み気味に加工する方法がある事と、それぞれのメリットデメリットを説明させていただきました。
  石碑のイメージだと押込み気味に箔押しした方がよりリアルな感じではという事で、あえてフラットではない箔押しにという方向性になりました。ベースの用紙を黒気包紙にするか通常の白気包紙にするか迷われていたので、試作校正では数種（黒箔もグロスとマットなど）確認していただき塗工無しの黒気包紙にマット黒箔（押込み気味）で決定。
  艶消し黒とはいえ、完全にマットではない事や少し強めに箔押しする事で微妙なコントラストを出すことができ、石碑の印象に近づきました。